試作モデルは、次に何をするか決めるために役立ちます。CADモデルを修正したりプリンターに送ったりする前に、次の版で答えを出したい問いを一つ書いてみましょう。

次の行動が決まる問いを選ぶ

「このケースで大丈夫か」では、確かめる範囲が広すぎます。「部品を入れたとき、ケーブルを通す空間が残るか」なら、集める寸法、確認する箇所、実物で見るべきことが具体的になります。

画像は、上面が開き、内部に仕切りがある保存済みのケース例です。各区画に必要な空間や、周囲の形状が変更にどう関わるかを考える手がかりになります。自分の設計では、部品の外形、固定位置、組み立てやアクセスに必要な空間から整理します。分かっている寸法と、まだ確認が必要な前提を書き留めてください。

モデルを確認し、効果を確かめられる修正を考える

モデルを回し、問いに関わる箇所を確認します。ケーブルの通し方が課題なら、部品から開口部までの経路をたどります。周囲の壁や仕切りを見て、開口部を移すか、仕切りを低くするか、部品の位置を変えるかを決めます。変更の効果を確認できる修正を一つ選びましょう。

修正の指示には、変更点と維持する条件を併記します。例えば、外形寸法と固定位置を保ちながら、ケーブル用の開口部をコネクター側に移す、という形です。修正後はその箇所を前の版と比較します。意図した変更と周囲の条件が保たれているかを併せて確認すると、次の判断につながります。

次のツールや試作を選ぶ前に判断材料を残す

問い、モデルの各版、比較に使った画像や測定値をまとめて保存します。ファイルを書き出した場合は、対応する版と一緒に保管し、画面とファイルが同じ設計を示しているか追えるようにします。観察した結果と、まだ分からない点も記録してください。

そのうえで次の行動を選びます。隙間や干渉が問題なら、該当箇所を実物で合わせる試作が役立つ場合があります。編集のしやすさが問題なら、使う予定のCADツールで書き出したモデルを開き、必要な変更を試します。ツールは作業と必要な判断材料に合わせて選びます。WeeklyVenturesでは、試作の結果や調査を製品の判断につなげる考え方を紹介しています。

WeeklyVentures