取り付け部品の穴を説明するときは、基準軸、部品が占める座標範囲、穴の中心と貫通方向を順に記述してください。CADlingoで公開されている旋回キャスターの例は、この構成を示しています。ページには入力プロンプトと生成された7つのボディからなるモデルが掲載されており、スタジオで3D形状と断面を確認できます。

まず基準軸と基準面を決める

キャスターの例では、旋回中心であるキングピン軸をZ軸、床面をZ=0と定め、車輪が床面に接するように要求しています。上板はX=-40~40, Y=-40~40, Z=100~105と指定されています。

穴は中心、直径、貫通方向で説明する

上板の中央穴はZ軸上のØ12の穴で、取り付け穴は中心が(X, Y)=(±30, ±30)にある4つのØ9の穴です。すべてZ方向に貫通するよう明記されています。単に「隅の近くに穴を4つ」と書くのではなく、各中心の位置と穴が貫通する方向を併せて記述してください。

たとえば、このキャスターの上板の取り付け穴パターンを検討する作業を想定してみましょう。旋回キャスターの例を開き、スタジオで確認してください。3Dビューと断面で中央穴と4つの取り付け穴を入力条件と照合したら、次に確認する項目は、各穴の中心位置と上板を完全に貫通しているかどうかです。

回転した部品には別の座標系を設定する

キャスターのフォークには、全体座標系とは区別されたローカル座標系が使われています。ローカルx軸は(cos35°, sin35°, 0)、ローカルy軸は(-sin35°, cos35°, 0)で、z軸は全体のZ軸と同じです。プロンプトでは車軸の中心をローカルx=-30, Z=37.5に置き、車輪と車軸の軸方向をローカルy軸に指定しています。回転した部品では、「後方」という表現に加え、どの座標系のどの方向かを明示してください。

同じモデルを修正し、引き渡し前に再確認する

CADlingoでは、モデルに用意された寸法とパラメータの調整、チャットによる修正、以前のバージョンの復元、STEP・STLのエクスポートが可能です。キャスターの例には調整可能な寸法が2つ表示されているので、必要な変更が用意された寸法に該当するか、まず確認してください。それ以外の変更は、基準軸と座標を含めてチャットで依頼し、修正された形状を再度照合する手順で検討できます。

後続のCAD編集に向けてSTEPファイルをエクスポートする前に、上板の座標範囲、穴の中心と貫通方向、フォークと車輪の軸の関係を再確認してください。