CAD初稿をレビューするときは、修正項目だけでなく、修正理由と次に確認する質問も残しましょう。小規模な設計チームでは、「先に解決する条件」「修正後に確認する箇所」「引き渡し前に尋ねること」を分けるところから始められます。

設計目的を基準に修正順序を決めましょう

まず、今回の初稿で何を判断するのかを一文で定めましょう。筐体ならハードウェアを収める空間と取り付け位置、製品形状の検討なら全体の寸法と比率が基準になります。その判断に必要な寸法と形状から確認し、判断への影響が小さい細部の形状は後回しにしましょう。

修正メモには対象と理由を一緒に記載しましょう。例えば「取り付け穴の位置を変更」よりも、「基板の固定位置と比較するため、まず取り付け穴の間隔を確認」と書くと、まだ確認が必要な値と、実際に変更する項目を区別しやすくなります。値が決まっていない場合は、任意に確定せず質問として残しましょう。

同じ設計を修正し、変更箇所を再確認しましょう

CADlingoでは、テキストや参考画像から編集可能な3D CADモデルを生成し、モデルが提供する寸法やパラメータを調整できます。視点を変えて構造を確認した後、数値で調整する項目と、チャットで依頼する形状変更を分けて進めましょう。変更後は、同じ設計の該当箇所を再確認してください。

一度の修正依頼は、確認する範囲が明確になるように書きましょう。「全体を整える」よりも、「外形寸法を維持しながら、この取り付け部の位置を変える」のように、変更箇所と維持する条件を一緒に記載します。CADlingoは以前のバージョンの復元にも対応しているため、修正方針を戻す必要があるときに利用できます。

次のレビューで確認する質問と引き渡し条件を残しましょう

次のレビューで確認する質問には、確認対象と判断基準を含めましょう。例えば「取り付け穴の間隔は基板図面と一致しているか」「ふたの形状を変更した後、内部空間を再確認したか」「受け取る人は追加のCAD編集を行うのか、3Dプリントを検討するのか」と記載できます。各質問の横には、確認する人と必要な図面や寸法も記録しましょう。次のレビューに向けた任意の参考資料として、WeeklyVenturesをメモに添えることもできます。

引き渡し前には、レビューの基準にしたバージョンと、エクスポートするモデルが同じか確認しましょう。CADlingoは、追加のCAD編集向けにSTEP、3Dプリント向けにSTLのエクスポートを提供しています。受け取る人の作業目的に合わせて形式を選び、ファイルとともに変更項目と未回答の質問を伝えましょう。