パラメトリックCADの初期案をレビューするときは、維持すべき基準寸法と今回の修正目標を最初に分けましょう。基準寸法は設計が満たすべき条件であり、修正目標はその条件の範囲内で変更したい形状や大きさです。両者を区別しておくと、同じ設計を修正した後に何を再確認すべきかも明確になります。
基準寸法を設計の出発条件として定める
基準寸法は、部品を置く場所や取り付ける対象を中心に定めましょう。机に固定するヘッドホンハンガーなら、机の厚さが出発条件になります。CADlingoで紹介されているハンガーの例でも、机の厚さは25mmと明記されています。このような入力条件と、ハンガー自体の幅や長さなど、レビューしながら変更する寸法を分けて記録しておきましょう。
初期案を開いたら、まず複数の方向から形状を見て、基準とした条件がモデルにどう反映されているかを確認しましょう。CADlingoは、ビューを切り替えて構造を確認し、モデルに用意された寸法やパラメータを調整する流れを案内しています。修正する前に、実際に調整できる項目を確認するとよいでしょう。
修正目標は維持する条件と一緒に書く
修正依頼には、変更する対象と維持する条件を一緒に記載しましょう。例えば「机の厚さ25mmという条件は維持し、ハンガー部分を長くする」と書けば、今回のレビュー範囲が明確になります。寸法調整で対応する項目と、チャットで依頼する形状変更を分けて考えることもできます。
CADlingoでは、モデルに用意されたパラメータを調整し、形状をプレビューしてから変更を適用できます。チャットでも修正を依頼できるため、一度に複数の目標を混ぜず、一つの変更を適用してから基準寸法と周辺の形状を再確認しましょう。
同じ設計で変更結果を確認する
修正後は、変更した部分だけでなく、維持すると決めた条件も再確認しましょう。ハンガーの長さを変更したなら、机に固定する部分も併せて確認します。CADlingoは以前のバージョンの復元に対応しているため、修正の方向性を戻して検討したいときに活用できます。
受け渡しの目的に合わせて書き出しを確認する
受け渡す前に、維持した基準寸法、反映した修正目標、相手にレビューしてもらう項目を簡潔にまとめましょう。CADlingoは、追加のCAD編集向けにSTEP、3Dプリント向けにSTLでの書き出しを案内しています。受け渡しの目的に合う形式を選び、書き出したファイルにも意図した形状と主要寸法が反映されているかを確認しましょう。
